福利厚生サービスは、会社の中で働いている従業員に対し勤労意欲を向上させることを目的にしたもので、給与以外に支給が行われる非金銭報酬の総称です。例えば、社員寮なども福利厚生サービスの一つになるわけですが、社員寮は会社が用意した賃貸アパートやマンション、一戸建てなどの住居形態があって一戸建ては主に家族の人数が多い従業員向けの住居です。これに対し、アパートやマンションなどの場合は単身者向けやファミリー向けなど家族構成ごとに利用できる部屋が用意されていること、そして民間の賃貸物件と比べると家賃が格安などの魅力もあります。社員寮を活用することで、家賃の支払い額を大幅に減らせるメリットがありますし、月額10万円前後の賃料が必要な部屋なども社員寮なら3万円から5万円などのように、毎月の支払額を軽減できる福利厚生サービスの代表格です。
従来は、企業側が自ら整備することが大半を占めていたのですが、最近ではアウトソーシングする会社も多くなっているようです。アウトソーシングする場合には、申し込みのしやすさや案内の充実度、メニューの充実度などが求められる要素になっているようです。一般的に、福利厚生サービスを利用する側としてはメニューの充実度を求めるのではないか、このように考えられるのですが、アンケート調査を行った結果の中ではメニューの充実度よりも申し込みのしやすさを求めている利用者が多いようで、簡単な手続きで便利な福利厚生サービスを活用したい、このように考える企業が多いわけです。